スカートで行く、インド

北海道情報と毎日のアウトプットブログ

忘れるとか、忘れないの問題ではない。ただ私は新しい家を早くみつけたいだけなのだ。
「〇〇人は働かない」。基本日本を出ればどこの国でもそう言われる。
だからそんな事言ったって仕方な…くないくらいにこちらは酷い。この3週間、各不動産屋で5軒内見希望したのにそこまでありつけたのはたった1軒。夫やその友人は「まあこういうものなのよ」「新築の一軒屋注文して、何年経ってもまだ建たない人とかね。10年待ってもまだ建たない人もいるよ」納得するしかない。
しかしそうも言ってられないので(往生際悪い)最近あまり利用していなかったSNSをのぞくと日本人内での賃貸物件・ルームシェア情報がある。信用できるかなできないかな、くらいの期待で早速幾つかメールを送ってみると…6つ送ったうち半日以内で5つの返事きた。しかも1日以内で内見に4軒ありつけた。
内見先の大家は皆フランス人だが「日本人にしか家を貸したくない。ずっとそうしている」「そういう大家は多い」。
今回の震災復興をバックアップするためのキャッチコピー・CM・演説等で日本国内に流れる変な空気に疲れている人も多い、私もそうだった。「日本人はすごい」「日本はやれる」。公の場で声高らかに言われていることが日本国民の意見を象徴しているとは思えないが、謙虚さのない自国自賛は「で、根拠は?」って意地悪な気持ちにさえなるし戦時のようで気味悪い。
その一方で、フランスでの物件探しに限らずいたるところで「あのクォリティを保守し続けるということすごいんだな」と日本を思うことはたくさんある。
はっきり言ってフランスがGDP5位だか6位であることが信じられない。
自分自身のことで精一杯なはずのに、誰に頼まれたわけでもなく日仏間について悩む時間があるくらいに、まだまだ心に余裕もあり何より暇であることがこの日記を書いてて再確認できました。
今日はまたオペラ界隈に一軒みつかったので(もちろん日本のSNSつながりです)内見にいってくる。この日記のせいでフランスがダメな国だとは思わないで。不動産屋は信用できないだけです。景観はここで言うまでもなく、物件も設備は古いけどセンスの良いものが多い。このセンスの良さを保守するために設備の古さを我慢しなければいけないというなら喜んでできるというレベルで。パリに旅行するとたとえばシャンゼリゼ沿いや並木道沿いに「この豪華なたくさんの建物に一体どういう人が住めるの?」と思ってたけど実際は玉石混交。50平米以上月50万以上の物件もあれば20平米以下月10万(家具付きもあるし洗濯機と冷蔵庫は付いてるところが多い)くらいの物件もたくさんあるので住もうと思えば金持ちじゃなくても住める。ただ最初に玉石混交と言った通り「エレベーター無し、6階」とかザラ。しかも日本より天井が高いからか”エレベーター無し3階”は余裕と思っても若干疲れたりするが。
そんなわけでなかなか「役立たず!」「もう帰る!」とは言う気にはなれない。