スカートで行く、インド

北海道情報と毎日のアウトプットブログ

最近の日記は”何買った”などメモ書き化していて我ながら残念なかんじなのですが、実際の生活も持病の変調に加え逆流性食道炎になり日本に帰国したもののお粥ばかりで、美味しいものも食べられずで心がすざんで…寿司も焼肉もちょっと洒落たレストランにも行けず寂しいのは本当ですが、娯楽いっぱいの日本、いえ勝手知ったる日本なので窮屈さがなくそれだけで有難いのが本音です。
身体に不自由がある人にとって天国の国、ニッポン。必要なときの外出をするのにも一苦労、不安を抱えながらの外出のときに街は衛生的で、トイレがどこにでもあり、エレベーター・エスカレーターが完備されて…お年寄り、障害者にやさしくない日本と言われてますがそうでもないですよ…そしてヨーロッパ(フランス含む)の医療費の安さや無料を褒め称えているけど、実際ヨーロッパ(フランス含む)で提供されている医療の質がどの程度のものかを具体的に知ることは難しい。私だってそこまでは考えたことがなかった。実はパリ滞在中にごく近い身内が後遺症が残る交通事故に遭い、ある人は癌であることが判明した。そこで”パリで最高技術と環境を約束されてる病院”とやらの2箇所に何度も行く機会があった。
医療知識ゼロの私にそれについて判断を下す物差しがあるはずないが行く度に山ほどの不信感が湧いてくるのだった。でてきた結論を誰かにアドバイスする気もないし参考にしてくれとも言えない、しかし静かに自分の中で判断を下さざる得ない…
ないわ。
”パリで最高技術と環境を約束されてる病院”
ない。
思わず自分の老後のことを考えたね。
いま目の前で困っている人(身内)より自分のことかよ、と言われるかもしれないけど仮にフランスで生まれ育った人に「ここよりもっと良い治療と環境を約束できる地がある、それがニッポン」と助言したって日本にくるわけないわけで。逆もしかりね。
私は思わず夫に”病院変えたほうがいいよ”と不安を漏らすと「え?ここはフランスで一番、脳の専門医が集まる病院だよ」
カルチャーショックでした。
長くなるので後日続きます。