スカートで行く、インド

北海道情報と毎日のアウトプットブログ

母子同室の初夜、助産師が言った、
「彼ら(新生児)昼間はかわいいですけど夜はねえ。夜行性ですから、無理だなと思ったらナースステーションに預けてね」
自宅で新生活が始まり週2、3回は夫が夜中面倒みる不規則当番制をとっている(だいたい0時から朝6時までの6時間ほど)のだがそんな夜を初めて我が子を共にした夫が言った、
「人間の子どもというより、胎児と人間の間だね彼は」
夜行性って動物じゃないか。
胎児と人間の間って…何もの?
そして、満腹なはずで清潔な衣服・下着を纏わせ快適な温度湿度をキープしたはずなのに、時折際限なく泣く子を見て、私は思った、
「大人が怪我して新しい皮膚が露出すると痛いのと同じく、この世に全身丸ごと露出したばかりの彼には皮膚が空気に触れること自体不快なのか?」
大人はいろいろ予測するわけだけが、大半なことは赤ん坊にしか分からない。
夜行性じゃない子もいるだろうし、一応”人間”として生まれてくるわけだから胎児と人間の間っつーはなしも胡散臭いし、おまけに無駄泣きは皮膚が痛いのでは?など赤ん坊にとっては色々察してくえてありがとよだがしかしただ泣きたいだけなのだよ、という拍子抜けする理由かもしれない。
しかし、時にこちらの瞼は眠くて開くのも精一杯でまともに彼の表情も見れずひたすら”寝てくれえええ”と思う夜は、
夜行性夜行性、彼は動物、
まだ胎児と人間の間だから彼なりに辛いことも多いだろう、痛いことも苦しいことも人知れずあるのだろう、
と自制しながら生後一ヶ月の夜を迎えた。
飲んで、おしめ取り替えれば寝てくれたシャイニーな3週間よ、さようなら。あんな平穏な日々もあったからー、寝れない日が、2日続いても、がんばりますー・・グシャ