スカートで行く、インド

北海道情報と毎日のアウトプットブログ

今年は観る映画の当たりが悪くない。

妊娠中に観たのだけどね。ちょうどブラックスワンもDVD化されてた時期だと思うけど、その時期読む本観る映画の内容と影響をとても気にしていて映画をチョイスしてくれる夫に穏やかな内容の映画を、とお願いしてたのだけど、この映画の観始めはあまりの生ぬるさに引き込まれず…がこの映画はラストが良かった。
派手さも教訓も刺激もないけど、終わった直後にズッシリくる良い映画。観てよかった。ってこれじゃ映画の紹介にまったくなってないけどおすすめです。
The Artist  (Soundtrack)

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この映画は何語で見ようが大差無く楽しめそう。愛とか尊敬について思うことがいっぱいあった。私は夫を尊敬しているけど、夫が私を尊敬できる部分ってないんじゃないかなってフト思った。はあ。
悪人 スタンダード・エディション [DVD]

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待ってました!
悪人

悪人

吉田修一は人間の”つながり”を書くのがうまい作家なので、映画化しても楽しめそうな作品ばかり。文章か軽快・明確なのでどんどん読み進められるとこも良い。
映画についての不満はここでセックスの描写いらない、てとこが一か所。ラストは小説のほうがアッていう描き方で引き込まれたので残念。しかし、映像になると福岡・長崎の哀しさが良く挿し込まれていてよかった。別に福し岡と長崎がかなしい場所、という意味ではなくその土地特有のかなしさが映画に登場していたということ。かなしさは札幌にも東京にもあるしね。
しかし、光代の役(深津えり)が『北の国から』のシュウちゃん(宮沢りえ)とかぶる。日本の映画は、心やさしいけどちょっと足りない女の子の描写がうまいし効果的に登場するな。見ててイライラするけど、その役がいないと映画がどうにもこうにも進まない、っていう。でも実生活でそういう子がいるかっていうと、いないんだから不思議。
『悪人』も夫と観ていたんだけど、素晴らしいと絶賛していた。けど、男が女を車から蹴落とす部分が理解できないと何度も言っていた。蹴落とす必要がない、とまで。個人的に理解できないのではなく、生まれ育ったフランスという国柄その展開がありえない、と。それ言っちゃこの映画がすすまないんだけどね。
満島ひかり、ってキレイな人ですね。私はVシネマに似合いそうな美人が大好きなので、この映画の雰囲気を作ったこの女優さんの存在感はすごいと思った。