先日、自宅にネット環境がなかったので(加えてガラケーです…)実家の本棚から適当に見繕った本のうちのひとつ。

ロング・ロング・アゴー (新潮文庫)

ロング・ロング・アゴー (新潮文庫)

これは…!面白かった。

今の自分は、子ども時代に負った痛手で成り立っているんだなと思い出させてくれる小説。ノスタルジーものではないのだけど、比較的自分の子ども時代に良い印象がない私はにはグサグサきた。

この小説読んで思い出したことがあった。結婚して子どもをもとうと決めた時に、私も組み込まれてきた日本の学校制度にこれから生まれてくる息子娘も12年間放り込まれ、同時にそれを傍目で見ることになるであろう自分を想像するとなかなかしんどいものはあったということ。
この小説ではその「しんどい」の部分がクローズアップされていた。なので少し泣けてしまった。

重松さんの本を読んだのは初めて。畳み掛ける展開が良い。人の揺れ『幅』の描写が細かいから読んでいてゾワゾワする。この感覚をまた味わえるなら重松さんの他の本もぜひ読みたい。