夫の手のひらで転がされる妻

フランス到着後、泣き疲れて眠りについた翌朝。
パソコンの前でホテルを探す私を見て焦り顔の夫は、
「何してるのー?今の時期からホテル予約したら3,40万になりますよ 汗」
と言って止めにかかる。たしかにクリスマス・年末年始のパリのホテル滞在は超高値。
当初、数日だけ夫に実家に居てその後はウィークリーマンション(ホテルの半額くらいかな)を借りて滞在しようと夫婦で話してたのに、直前に実家メインにして時々親戚が貸してくれるパスのアパルトマンに泊まればいいと夫と義母が相談して決めたのだ。渋々承諾した私であったが、夫に任せると正直ロクなことがないので自分で行動することにした。
「知ってる。でもあなたの決断は信用できない。家族にとって良い選択というより、あなたにとって楽な選択ばかり追い求めてるのが十分わかったから。もう私のお金で泊まるから、あなたが来なくても私はホテルに行く。」
すると夫は「僕たちそれぞれの貯金は2人のお金でしょ(正論)。時間が経てば消えるものにそんな大金をかけるのは勿体ないですよ。」と言う。
が、ウィークリーマンションを勝手に止めて、実家滞在にこだわるも全くフォローできていない人にそんなこと言われたかない、というようなことをすかさず言い返し予約画面に進む私に夫は意を決したようにこう告げた。
「分かりました。ホテルに払ってただお金が消えていくくらいなら、君の買い物に使って物が残る方がまだ良い。3,40万好きに使いなさい!」
こうして私は買収された 笑
結論として3週間、夫の実家では掃除、洗濯、茶碗洗いをはじめとする家事を私は嬉々としてやり(料理だけは義母が超絶上手なのでノータッチ)、私達夫婦のやり取りを知らない義母はただただ喜んでくれた。
無駄金を使いたくない夫のストレスはなくなり、私は肩身の狭い義実家滞在中に家事を率先することで堂々として居られ、かつ普段使うことない額のお金を自由に使うことが許可され生き生きと暮らし一石二鳥であった。
すべて解決、めでたし。

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ちなみに、マックス40万のお金は使い果たしのか?
今回の私の買い物の全容↓
・390ユーロ 革のバッグ
・150ユーロ 財布
・210ユーロ 前の日記のサンタマリアノヴェッラ
ユーロが149円だったので、760×149=111,750円
…普段から家具や電化製品以外で十万単位の買い物なんかすることがないのでいざ使えと言われても使えない。欲しいものすら思いつかなかった。
唯一の無駄遣いはラデュレで一人ランチした時の31ユーロ…
しかも帰国後、私の両親がバッグと財布をクリスマスプレゼントにしてくれると言うので(私の両親から夫へのクリスマスプレゼントは後日)、結局サンタマリアノヴェッラの化粧品(31,000円)のみ。
夫の方が一枚上手だったなあ。