旅行の写真をアップしたかったのにSDカード見当たらず…なので旅行中に魅力を知って最近作ったものをアップします!
焼きメレンゲです。
一口サイズに絞り出したメレンゲはケーキ屋さんでよく売っていますよね。私は苦手でした。
フランス里帰り中にパン屋でしょっちゅう見たメレンゲは一口サイズではなく、特大ソフトクリームくらいの大きさに絞り出されて表面はツヤッツヤ、なんともファンシーな雰囲気…完全にビジュアルだけで買ってみました。
1個1ユーロくらいです。(写真はあるはずので見つかり次第アップします)
味はというと…今まで食べてきたものとは別物!表面のサクサク感は同じ、でも内側はクリーミーさも感じる不思議な食感。
自分で作ってみての予想ですが、日本のお店で売ってるものはアーモンプードルが多く含まれていて、フランスのメレンゲはアーモンドプードルはなしか微量なのではないかなと…あくまでも予想ね。
ということで帰国後、市内に売ってないか探したけどソフトクリームくらいに大きくしぼっているメレンゲはみつかりません。(過去売っていたと言う情報は得た)
となると自作だ。
クックパッドで「焼きメレンゲ」「ムラング(仏語読み)」で検索するといくつかレシピがヒット。
で、試作品です。
全体像で見るのは止めたほうが良かったかな…グロテスク 笑
左上が一番最初に絞り出したもにですが、絞り出し袋が暴走 笑 少し力を入れるとあっという間に手のひらから袋が逃げていきます。ホイップの絞り出しの力加減でいくと違うみたいね。
早々に、フランスで出会ったあの大きさを絞り出すのは素人のわたしには無理と諦めた。2分の1サイズで再開。
練習、練習。
右上あたりから絞り出しのコツをつかみつつある…も、卵2個分ここで終了。
ちなみにヘルシーシェフのオーブン使用で100度で70分。
長さは10センチ、横5センチくらいで絞り出しました。焼きあがり後も絞り出した大きさからしぼみもしなければ(水分が飛ぶだろうし多少は小さくなるのかな?)膨らみもしません。
フランス語のレシピには焼くというより乾燥させるつもりで、とのこと。そして私の目標であったソフトクリーム盛りは長さ、厚みを考慮すると3、4時間オーブンで焼き続けるものらしい。
節電の日本でそんなことやってられるか。
というわけで1時間くらいで焼ける大きさで十分。
オーブンで終了音が鳴った後は、オーブンに入れたまま1時間放置。その後上のように冷まします。
出来たあとは乾燥材を入れて(私はsoilって言う珪藻土の乾燥を使用)密封容器に保存。
メレンゲは湿気に大変弱いようです。
食べてみたところ周りはサクッ、中がまろやか(生焼けなわけではないです!)で良い感じでした。
焼きメレンゲのコツは
・泡だ立ての道具・ボールの水気厳禁
・メレンゲは艶がでるまでしっかり泡立てる。ボソボソしだすのは泡立て過ぎでこれはこれでだめ
・砂糖を控えると×。最低でも卵白の重さ×1,5(私はその分量でもイケたけど、1,7をすすめてるレシピも多い。というか1,4でも試したいと思っている)
・ある程度泡立ってから砂糖を入れる。最初に入れると泡立たない
・砂糖は3、4回に分けて入れる
・色をつけたい場合は、泡立て途中に色素を入れる。完全に泡立った後に投入して混ぜてはいけない
・卵黄が少しでも入ると×(私は一昨日2回目のチャレンジはこれが理由でダメでした…1滴でも入ってしまった場合は諦めよう)
などなどらしいです。
個人的には色をつけるなんて勿体ない!ってかんじ 笑
ウエディングドレスのような艶のある清らかな白。写真は白熱灯の下で撮ったので生成りがかっていますが、実物は真っ白です。
もうすぐ3歳になる息子でさえ「きれいー!」とうっとりしながら食べていた。
あと、バニラエッセンスありなしのレシピ両方ありますが、新鮮な玉だったからなしでも平気だったけど少しでも卵白臭さが気になる人は入れたほうがいいかもしれません。卵白苦手な夫はバニラエッセンスが入っていればとブツブツ言ってました。
ちなみに北広島『パティスリーモンタンベール』に「ムラング・ア・ラ・シャンティ」というケーキが売っていたので買ってみました。
名前のままホイップ(仏語でクレームシャンティ。砂糖なしあり両方をそう呼ぶ)を焼きメレンゲで挟んでいる少し大きめケーキです。
私はマジパンを使ったピスタチオやいちじくのケーキが好きなのでやはりそこは不動ですが、ムラングシャンティもいつか食べたいケーキだったので感動しました。ケーキというよりは焼きメレンゲのホイップ添えという感覚でした。
話しが逸れた。
卵白が余った時はぜひ作ってみてください、焼きメレンゲ。作って楽しい、見て美しい、食べて美味しいで最高。
普段きび糖を使用しているのでがそれでいけるか調べたところやめたほうが無難なよう。きび糖にはミネラル等、お菓子作りの観点からいうなら「不純物」にあたるものが多く含まれているのできれいに焼けないという見識らしいのでここは素直にグラニュー糖を使いました。