スカートで行く、インド

北海道情報と毎日のアウトプットブログ

オペラ界隈へ行く

4月8日。8時半に義母がホテルの部屋にきて朝食。夫が長男にマドレーヌ寺院など見せたいとのこと。
ところで私はあれほど張り切っていたコスメの買い物は二の次三の次何なら買えなくてもいいくらいになっていた。
私は自分の親や兄弟親戚にはしょっちゅう会えるのに、夫は一年に数週間会えるかどうか。たとえばフランスの平均寿命は83歳。義母は65歳だからあと20年もない。単純計算で毎年一度フランスへ戻ったとしても夫はあと20回ほどしか親に会えない。
私の両親とは二週に一回食事するので月2回だとしても10ヶ月でその数に達する。厳密には週に1.2回は近所なので会う。下手したら、夫が残りの人生で彼の親と過ごせる時間は3ヶ月で私が私の親と会う頻度に等しいかもしれない。
不平等だ。やりきれない。
だが義母は「義父に会いにきてくれてありがとう」と言ってくれて、夫も「ノエミ、買い物行っておいで!僕たちはピラミッド(駅)で降りるから君はオペラ(駅)まで乗ってグランマガザン(ラファイエットやプランタンのデパート)に行っておいで」と言ってくれたので、行きました。
おいおい前置きはなんだったんだよってかんじですよね。
でもフランス人はこういうとき言葉の裏がないので、ありがたく別行動だ!
次男に授乳を済ませてみんなで出発。(メトロの路線は同じなので)
「買い物を楽しむのはいいけど、夫と息子たちがいるのを忘れないようにね」と意味深なメッセージを残して先に降りていく夫 。
もちろんナンパを心配しているわけではなく家計の心配をしている 笑
まずはサンタマリアノベッラのあるブティックへ。幾つかの香りと迷ったが、ローザがまだ残っているしサンタマリアノベッラ(香水名のほう)が欲しいと決めていたのだから初志貫徹で、迷う買い物はしないが吉ということで一品のみ購入。
そしていよいよギャラリーラファイエットトムフォードだぜ!
…テスターがすっごい汚い。色混ざっているし粉をさすった摩擦の跡と指の油らしき汚れで変色している。日本のドラッグストアでもこんな汚いテスターはなかなかない。百貨店なら入店できないレベルでしょう。
気を取り直してプランタンのトムフォードへ。元からプランタンのほうが人が少なくて買い物しやすく好きだしね。
…ここにきてディスプレイがほぼ空。
聞くと売り切れなわけではない。あるよ!と言われ見せてもらうことに。
あるにはあるんだけど、タッチアップする小さいカウンターの引き出しにゴチャゴチャ入れてあった 笑 まるで整理整頓できない女子学生のドレッサーの引き出し。
隠されたテスター 笑 だけあってどれもほぼ使われた形跡がなく、ラファイエットでは汚れと変色で確認できなかった本来の色味が無事見られた。
どちらの店員もやる気ないけどプランタンのほうがマシだったので 笑 購入しようとするもハイライト&シェーディングがなかったので断念。仕方なくラファイエットへ戻る。そして幾つか購入。
免税手続きを一度で終わらせたかったので、母に頼まれていたマリアージュフレールのお茶を食品館でまとめて購入。
しかし免税手続きは食品館のものは食品館でしかできなかった。(コスメや衣料品と合算できない)
ちなみにプランタン日本式2階か3階のマリアージュフレールで購入するとお店の専用袋(たぶん新宿と同じ)をくれるけど、ギャラリーラファイエットは専用袋がないのでお土産にする場合は微妙かな。
175ユーロ(免税対象が175.5ユーロの買い物なので)にすべく買い足して免税手続きを済ませて、オペラ座の近くのリンツで親の会社や友人にと頼まれた土産を買う…親自身へのお土産や職種によっては親の職場のためなら意味があるけど、母親の友人にとかもはや謎。親から餞別をいただいていたので断れなかったけど来年は絶対に断りたい。というのも今時海外にしかないものってない、特に日本はなんでもあるから。意地悪で言っているのではなくて時代にそぐわないですよ、お土産自体。
と巨大紙袋を4つぶら下げてたらつい愚痴もでるってもんだ、ホテルに戻る。
子どもたちは元気いっぱい。
夫は1時間の仮眠をとり、のちに義母と長男と3人でリュクサンブールの本屋へ、私と次男は留守番。
気温は低いのに西日が強くて次男がうまく昼寝できず愚図る。
19時頃、ホテルの冷蔵庫の余り物を消費する夕飯…胃が落ち着く 笑
こちらは22時、寝られるときに寝ておこう。