ここに「フランス(または海外) 粉ミルク 育児」で検索してくる方が多いようだが、「海外のもってほんとうに安全?」という製品の質以前に日本製とフランス製(または海外製)の粉ミルクでは調合・使用方法が違うことが気になっているので、1ミリほどの参考にしかならないと思いますが、どうぞ。
以下フランスのミルクの特徴(主に日本製のものとの比較)
- アレルギー専用ミルクは、薬剤師等がいる薬局で売ってると言われた。(処方箋なくても買える)(医師から処方箋か指示票があると安くなるらしい)ただ今年の夏、郊外の大きなスーパーだと他のミルクと一緒に売っていたような・・
- 調合の際はミネラルウォーター使用。赤ちゃん用ミネラルウォターも存在するが、普通のミネラルウォーターを使う家庭も多し。
- ミルク調合時の温度が日本と違う。日本→65〜70度の湯で溶かしてから冷ます。フランス→常温のミネラルウォーターで溶かす(実際溶ける)。湯でつくる場合は作り方が別にあるらしい(ポピュラーではないため覚えなくて良いと言われた 笑)。尚、熱湯、または高温の水で作ることはすすめてない。←缶か公式HPに注意書きある。
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2,の日本との違いは注意すべき点だと個人的に思う。
まず乳幼児のミネラルウォーターの摂取自体が日本だと推薦されていないはず。
日本で市販されているミネラルウォーターの軟水・硬水早見表↓
【母乳育児・授乳】ミルク調乳とミネラルウォーター
フランスでは赤ちゃん用ミネラルウォター、(エヴィアンとあともうひとつ他のブランドを見掛けたが、それらが純水かどうかは不明)、フォローアップミルクを飲むような月齢(年齢)の子は通常のエヴィアン等を使用していた。でもエヴィアンってミネラルウォーターだし日本では硬水くくりよね。
なので日本では推薦されていないミネルウォーターをフランスで子どもに使用する理由は物のついてにででも知っておく必要があるような気がして、2つほど背景を考えてみた。
A.フランスで育つ人間はミネラルウォーター(+硬水)で育つのが普通。理由を考えることすらナンセンス
B.フランスでもミルクを飲むような乳幼児にミネラルウォーターを摂取することは良しとされていないので(離乳食に含まれる調理用水はのぞく)、粉ミルクの製法に工夫がされている。
もしB.だったら日本でフランス製粉ミルクを使用するときに、勝手にウォーターサーバの水なり水道水(+軟水)なりで調合するのはまずいよね。だって、フランス製粉ミルク自体がミネラルウォーター(+硬水)を使用することを前提で作られていることになるのだから…じゃあフランス製品を使用しているから水もフランス流に!慣れないミネラルウォーターで与えて良いのか?
うーん素人の判断ではどうにもならない気もする。
それに個人的な経験からの話になるけどA.の可能性も高い。というのは、フランスでは子が便秘気味のときは硬水を与えて改善することを医師から指導されてやっている人がいる話を聞いたから。まあ、水道から軟水から出てくる国のほうが少ないのだから、大人だろうが子供だろうが寧ろ硬水だって騒ぐほうがマイノリティなのかもね。
ちなみにミルクのメーカーは、ダノンとネスレから出てるものが主流でした。日本と同じくお世話になった産科・小児科でもらったものを使うことが多いそう。
そのことをふまえて…フランスに限らず海外製のミルクを輸入して個人的に使う場合は、その国のミルク事情を知るべくamazonで該当国の育児本を取り寄せて、どのようにミルクを使用しているか生活背景も調べるとこから始め、実際飲ませる時は缶やHPに書かれていることを読み落としなしのレベルまで翻訳してから使うことが望ましいと思う。ネット情報や人から聞いた情報というのはアテにならないので、最後は自分の目と行動とお金を使うという古典的な作業が必要かなと思う。
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ここまで書いてなんなのですが、普段の日記と違って”私はこう思うけど〜”では済まされる内容ではないので「ここ違うよ!」という部分あったら是非教えてください&加筆させていただくかと思います。
ヨーロッパ=硬水のイメージがありますがその限りではありません。