スカートで行く、インド

北海道情報と毎日のアウトプットブログ

ここにきて日本を離れることにした。夫は年明け1月に、私は治療を始めて約1年という区切りになる4月頃にフランスに向かう。今回の決断は、そろそろ年齢的に自分たちが落ち着ける国を決める時がきたと思って考え抜いて出た結論だった。私は自分がどこの国(文化)の中で生きるかということにこだわりがない。その国の言葉さえ自由に操れられるならば結局どこの地で生きていくのも同じかなと。異文化の壁とやらにいつかはブチ当たるかもしれないけど自分の国である日本だって苛立つことはたくさんある。一方、夫が日本の年金や福祉制度、人権の在り方にものすごく疑問をもちながら4年間を過ごしていたことに気付いていた。言葉を濁すようだけどフランスと日本を比べててどちらが良い悪い、進んでいる遅れていると一言で切り捨てることができるほどの経験も知識もない。しかしどちらの母国で外国人としての配偶者が生きやすいかと考えると、日本で生きる外国人としてのフランス人(夫)より、フランスで生きる外国人としての日本人(私)のほうが快適かもしれないね、ということで今回に至った。この4年間当然のように夫が日本に生活基盤を置いてくれたように、こんどは私が期限なしでフランスに生活基盤を置く人生が始まりそうだ。
しかし日本で言う海外赴任、その行き先一昔前はヨーロッパやアメリカだったが今はアジア諸国、南米、中東が多いように、フランスも海外赴任できる人は最近インド、アジア(台湾・シンガポールなど)へ行くことが多い。”海外赴任できる人”の”できる”って何だよってかんじですが、フランスの企業は日本と違って海外赴任をはじめとする国内転勤も含めて強制する力がないので(外資のぞく)本人の意思が必要なのでほとんどのフランス人が堂々と「他はいきたくない」と平気で言いのけるそう。しかし近年の先進国の不況はどこの国も同じで以前よりは拒否してもだいぶプレッシャーをかけられるそうで「上司がインドに行けとうるさいから辞めた」という人もいて海外赴任は報酬の上載せがあったとしても希望者は少ないそう。話が反れたけど、4月以降パリ(フランス)以外の赴任地でありえるのはクアラルンプール(マレーシア)、香港(中国)、東京(日本)の候補地があったのでまさかとは思うけど私が出国する準備をする頃にはアジア圏への戻り、それも東京だったらこんなに決心を固めた自分がアホみたいじゃないかとちょっと嫌な予感がしている。
なーんて余裕もったこと書いてはみたけど、なんだかんだちょっと混乱してて話が現実味帯びてきた一昨日からジョギングしたりしてる。来週は札幌の実家に引き返すけどこの時期札幌だとジョギングできないじゃない。だから最後長野だからできることを必死こいてやってみたりする。