状況が落ち着いたり結果が出たら(実験か)日記に書くはずだったが、思うことがありいま書きたくなった。
前月の診察で主治医に妊娠希望を申し出たところ、数値は陽性だが症状はないので免疫抑制剤を止めてみることになった。私の飲んでいる薬は妊娠を望む人、妊娠中・授乳中の服用を禁止されているもので、妊娠を希望するならば服用から一か月(一排卵)以上空ける必要がある(免疫抑制剤によって空ける必要な期間は異なる、また妊娠・出産に影響しない薬もあるのでこの限りではありません)
服用を止めると収まっていた症状が中止後3〜4週間目に再発することが往々にしてあるとの説明を受けていたが、最初の2週目はまったく痛みが出ず「もしかしたら寛解したのかもしれない」とまで期待したのだが、きっかり3週間目に去年の5月頃に味わった痛みがジワジワきた。4週目になる今朝は痛みに混乱するほどで、来週の火曜日の診察にはステロイドを増やしてもらうか、状況によってはギブアップして休薬を止めようかと思ったくらい、つまりまだ妊娠は諦めたほうが良いだろうかという考えも過った。
しかし以前から同じ病状の人のブログを見たり、その病状を抱えながら出産・育児する人の痛みや苦しみを文章のみであるが情報は得ていたわけで、それらを見る限り自分の置かれた程度でギブアップしたら先がない気もした。今は年齢的にも休薬のタイミング的に悪くないので越えれる山なら越えたいのである。そう思うと今朝(さきほど)覚悟を決めた。今朝を越えられない者今日は越せず、今日すら越せぬ者来週も越せず、などの非常に安っぽい標語すら思いつき始めた。
次に、痛みで混乱しているのか混乱するから余計痛いんだかの混乱状況を収めるために、ヨガの呼吸にならって腹式呼吸、これまたヨガ流にストレッチを試みると面白いほど痛みが和らいだ。正確には呼吸で痛みが消えたより、痛みのせいでこわばった筋肉が呼吸を意識することでほぐれた。
長年持病と向き合ってきた人からは「呼吸で体調を整える?そんな当たり前のこと日記に書くな」とお叱りを受けるかもしれないが、私は約1年、その初期からたまたま合う薬がみつかったためか「のぞみの綱」を失った経験がない。そのことは幸か不幸か痛みや筋肉、呼吸のメカニズムひとつとっても分からないまま今に至り、持病という名の新生児を授かり育児してるような一年だったのだと思う。
もちろん来週の診察には症状の再発について報告する。それにしても病気というのは薬で抑えているうちは対脅威でしかないが、薬に頼れなくなったときは、脅威の欠片に自分と病気との類似点っていうの?あるいは接点をみつけて「そこは分かち合おうよ」とか騙し騙ししてかないとやってけないんだなと、しみじみしてた。
まー痛いは痛いんですけどね、四六時中スーハー呼吸したりストレッチしたりできるわけでもないから。火曜日、主治医の先生はなんて言うかな…