私「他に物件お持ちですか?」、オーナー「1000ユーロ以上になるし家具付きだと郊外しかないなあ…」
「オーナーさんありがとうございました。フランス人の(経営している)不動産屋はとにかく何をやるんでも遅いからがっかりしていたけど、ここは早くて嬉しかったです。今回はご縁がなかったようですがまた何かありましたらよろしくお願いします。」
ああ、久しぶりに日本にいるような口調を使った…帰ろう。
オーナー『待って。この近くにある』
さっきないって言ったじゃないか!
オーナー「見る?けど家賃200ユーロあがるよ」。当初の物件はパリのど真ん中、この不動産屋の近くとなると区は変わり(パリは本当に区によって人(人種・経済レベル)の住み分けがはっきりしている)パリの下町である。でも物価は安くなるし悪くない。夫&私「見る」
即オーナーは現在の入居者に内見の許可のための電話をいれ、10分後女性社員に連れられ見学へ。不動産屋を出ると誰かと待ち合わせてるらしき男が立っており女性社員が声をかける。私は男に挨拶をしようとしたが女性社員に止められ、男を置いて先を進む女性社員に案内されるままついていく。
新しく見学した部屋は、当初の入居を予定していた部屋よりはるかに条件が良かった。セキュリティ、防犯カメラ、部屋数は増え総面積は2倍広くなった。キッチンにはオーブン、洗濯機もつき冷蔵庫はファミリー用なので自炊派にとっては有難い。備え付けの家具も、前者の物件がモダンだとすれば今回は重厚なクラシカルなもの。
実は私はソファが嫌いで、でも転勤族みたいなものだから今まで賃貸や社宅を借りてる分際でそんなこと言ってられなかった。けどいつかは絶対寝椅子を買うのが夢でした。
こんなやつね↓

そしたら…まあ写真ほどフカフカでもなければ新品でもないしロココ調なんかでもない。でもこの物件にはソファじゃなくてアジアンチックな寝椅子が置いてあった。
正直これまで家具付き物件ってどうしても苦手だった。でも物件見学好き(迷惑な奴)にとっては、内装と家具の組み合わせを見る楽しみが増えたのも事実。どの物件であろうが入居したあかつきには家具なんか洗剤でゴシゴシ拭いて、ベッドや椅子類もネットで情報集めてできる限り消毒するつもり。そんなマイナスもあるけど、頼んでもいないのに寝椅子があった時は「この物件にしょう」と誓った。あ、”頼まれてもいないのに、あった”っていうのがポイントね(知らんがな)
夫をチラ見すると「当初の予算で家具付き物件を探すとどの物件もあまりにもマイナス点が多いのはわかった。家賃は上がったけどこの街は物価が安い。ここにしよう」
詳細を確認しに不動産屋で戻る帰り道、まだ待ちぼうけを食らっている男が不動産屋の近くで立って待ったまま…