突然ですが旅先の寒さも雪も嫌。自分の住んでいる所で十分。
でも冬のパリはいいな、と思えたのが未だ一軒家にはどこにでもあった暖炉の存在。
火を見るのもいい、木の燃える匂いもいい。
現実には木の確保に暖炉の管理にと手間もかかるので自分の家に欲しいかというと大いに迷うが…
毎朝、木を並べマッチで点火。
幼児は火が好きだから注意、毎日怪しげな笑みを浮かべて点火に立ち会っていた。
そんな幼児に気づかず作業に没頭する夫。暖炉の上に乗っている木と革でできた道具は『魔女の宅急便』でキキがニシンのパイを焼く時に蒔のオーブンで焚きつけ時に使っていたアレです。
ひと段落ついた父親から、扉窓に手を触れないこと(実際は暖炉の前に柵を立てる)など、初日に注意を受ける息子。
いつもはふざけてばかりの息子も暖炉に関しては悪させず。
暇さえあれば炎を見守る。子供はやっぱり火が好き、その後ろ姿には哀愁さえ漂う…暖炉っていいですね。