スカートで行く、インド

北海道情報と毎日のアウトプットブログ

漫画『イノサン』

この夏、子供たちが寝静まった21時以降から漫画を読むのが至福。えーとミニマリ…もういいってね。漫画を購入する事は滅多にないのでゲオのレンタル漫画にチャレンジ…
表紙買いならぬ表紙借りしたのはこちら。
イノサン

1巻から9巻まで一気に読み、
イノサン rouge』
[rakuten:book:17894572:detail]
まで終わったところです。
あらすじをwikipediaより抜粋。

フランス革命に生きた「処刑人」一族サンソン家の数奇な運命を描く歴史漫画である。安達正勝『死刑執行人サンソン』(集英社新書)が本作品の出典。

本作品では、国王ルイ十六世の斬首刑の指揮を執った実在の死刑執行人シャルル=アンリ・サンソンを主人公にしている。「処刑」「拷問」「解剖」などのエピソードの写実的な描写と、人間心理を克明に描く耽美な比喩表現が特徴である。

あらすじから予想できるように、拷問、死刑、折檻とグロテスク描写満載。しかしそれを上回る絵の美しさ、すべてのキャラの魅力から目が離せない読者は多いのでは。
漫画はシャルル=アンリ・シャンソンの少年期からスタートし、途中からその妹マリーが登場、rouge版でな完全にマリーが主役。
個人的には、幼少期は死刑執行人という家柄(世襲制なので)と職業を呪い、自分自身を責めるも経験を積むにつれ死刑なき世の中を未来に夢見ることで折り合いをつけていこうとするシャルル=アンリ・シャンソンがとても魅力的に描かれていたので、あくまでもシャルルをメインにストーリーが進むことを期待していました。
というのもマリー、処刑人でいてサイコパスというのは意外性がなく、無垢なだけじゃないシャルルの魅力を追い越せていない。
マリーを主人公にするなら、代々男の職業である処刑人の職を自ら望んだという動機をサイコパスだから自由を求めるから、ではなく徹底してフェミの立場からあるいは甘美なものとして描かれていれば良かったのにな、と生意気にも思いました。
とにかく。
まあ私はビジュアル的にもシャルルかな←
シャンソン家の主要人物たちは徹底して眉毛が描かれてないですよね。にもかかわらず優美な目元…イノサンのストーリーも絵のも好きな私は、メイクでひそかにシャルルリスペクトしてます…!
ちなみにリップメイクはビスクドールのメイクがとても参考になる。だから歳を考えろって?
あと私…やっぱりこういうファッションや耽美な雰囲気が大好き!
とあらためて認識できました。
それもヴェルサイユ宮殿の煌びやかさやマリーアントワネットの豪奢なファッションじゃなくて、森にあるお屋敷やそこに住む適度に貴族的なファッション…適度な貴族ってなんだw(処刑人は貴族じゃないしね)
それにしてもこの漫画の単行本1巻の発売日が2013年…3年も知らずに勿体無いことをした!ってくらい好きな漫画です。