2012年12月31日大晦日 映画館『レ・ミゼラブル』

予定がないはずの大晦日
前日30日まで働き詰めの夫のみ映画に行く予定だったが、急に実母があなたも行ってきなさいと、息子を預かってくれたので行く。
小学生のときに読書家の友達が4年生から6年生まで「好きな本は?」という質問に(小学生のときって文集とかでこのテの質問が多くないですか?)2年間ずっと「ああ、無情(レ・ミゼラブルの邦題)」って答えていて。ものすごい量の本読んでいたにも関わらずこの本を挙げるなんてとても魅力的な本なんだな私もいつか読もうと思ったまま早18年。
ヴィクトル・ユーゴーが熱烈に好きな夫に読んだことがないとカミングアウトしたところ、思いっきり軽蔑の眼差しをむけられました。
もうここまできたら、原作読む前に映画だー!
ということで『レ・ミゼラブル』、密かに無理やり捻出してでも時間をつくって映画館で見るんだって心に決めていました。この映画。
夫は観に行く前に「アメリカ人が作ったレ・ミゼラブルなんて…!観たくない」と本性現してました。普段べつにアメリカ下げじゃないんですけど。でもyoutubeで予告みてイギリスが作ったって分かったらまあまあ乗り気で(ひどい)、いざ映画館へ。

感想は。
この映画を観て一年が終われるなんて、ちょっと幸せです。っていう映画でした。
普段から夫が「死刑制度についてどう思うか?」をよく聞いてきては、まあ賛成だけど、という私に対してため息つきては「勉強が足りない気がする。」「日本人に、とは言わない。でもせめて君だけでも死刑賛成から死刑反対の意見をもつようにさせたい」「そのための結婚生活と言ってもいい。今わかった」とか言ってきては「ああ、レ・ミゼラブル、読んで欲しいな」と言うわけです。
この映画を観ていきなり死刑制度反対、の意見をもつとまではいかないし、あくまでもこれは映画だからきちんと原作読まなきゃいけないな、と思う。そして予想の上に予想を積み上げた上で言うけどたぶん夫の言う意味がわかった。
そういう意味で、この映画を一年の終わりに観られて良かったなって思いました。レビューじゃないどころか、もうポエムだな、この映画鑑賞の感想は。
ミュージカル仕立てっていうのは開演2,3分前に知りました。おまけに開演ギリギリに駆け込んだので満席で、一番前の列で見上げながらだったので首と背中が痛かった。それでも、この映画は映画館で見ることをおすすめします。
迫力があるとか3Dとかではもちろんない。ただ、人間の不条理さを小さなTV画面ではなく映画館の大きなスクリーンで観るというのは大事なことだなと思ったからです。
配役がすべて完璧でした。もう一回映画館で観たい。
そして大晦日の映画館、とても良いです。確か数年前も行ったことある気がするんだけど(一人で)”わざわざこんな日に行かなくても”という時に映画館にいるのが楽しい。